Movie Camera
2009/09/15
HosukeFilm 8mm Page
Agfa Microflex 200
Beaulieu 4008ZM2
Beaulieu 6008PRO
Beaulieu 6008S
Braun Nizo S40
Canon 310XL
Eumig Mini x2
Eumig Nautica
Leicina Super RT1
Rollei SL86
Bell&Howell 134
(Regular8)
Fuji AX100 Close-Up Lens TV
(Single8)
C Mount Camera lens swap
C Mount F1.0 TV Zoom lens
Agfa
Microflex 200
(1971-77)
ドイツのフィルムメーカ アグファ・ゲバルト社の小さいキャメラです。パーツ類も金属のキッチリした作りで本体重量510g/撮影重量750gと結構重いです。F2.0の9-30mmレンズは案外発色が良いです。
革製カバーは付けたままでフィルム交換も出来て便利です。肩から提げて散歩に持ち歩いております。
シャッターボタンはアグファ独自のストロークが浅く軽いスイッチで、動作音もおとなしいです。写真をクリックすると本体の画像が開きます。
Eumig Nautica
(1979-81)
オーストリアにあった8mm映画総合メーカ
オイミッヒ
社の完全防水キャメラです。大きく重くゴツい作りです。深度40mまで耐えるらしいです。2000年に準新品で購入しました。
アクリルレンズのワイドアタッチメントがグリップ内に収納されていて、これを付けると5.3mmの広角になります。また水中撮影時もこれを使用するらしいです。ボディー上面には水中用ファインダーが付くようになっています。未だ水中撮影をしたことはありません。
9-30mmレンズの画質は良いのですがF1.9と暗いのが残念です。市販の折り畳みゴム製フードを付けて雨粒がレンズに付きにくいようにしています。
Beaulieu 6008PRO
(1980-83) with
Kenko 3.7mm Semi fisheye
フランスのセミプロ用映画機器メーカ ボリュー社の高価なキャメラですが、細部の作りはやや怪しく、使い込んだ中古とはいえ、購入した時にはスイッチレバーの軸が折れていました。ただ、大柄なボディーにもかかわらず撮影時は扱いやすいです。可動ミラー式の一眼レフなので、撮影時にファインダーが瞬きます。サウンド機からの派生型なので、作動音は静かです。製造委託先がLEXONという電気メーカだったので、中身の基盤はラジオっぽいです。型番にあるPRO仕様とはクォーツ制御で毎秒24ないしPALテレビ用25コマ撮影が出来る事と、サウンド機能が省かれている事を意味します。
写真はケンコー製の3.7mmセミ魚眼Cマウントレンズを装着した状態です。 このレンズは2001年頃に新品を1万円少々で購入しました。周辺歪みがあまり気にならないので超広角として使っています。
3.7mmレンズ例1
、
3.7mmレンズ例2
。
露出切り替えスイッチが外れそうになったので、鎌倉の8mm専門修理人である松井氏に直してもらいました。
Beaulieu 6008S
(1979-83)
Angenieux 6-90mm T1.4を付けたBeaulieu 6008S(改)です。サウンドカメラですが、サウンドカートリッジを使った事はありません。
サウンドフィルムを使う可能性が無いので、サウンド機能外し改造を松井氏に行ってもらいました。お陰でオリジナル状態と較べてレリーズスイッチが抜群に軽く押しやすくなりました。6008Sは6008/7008Proに較べて安く海外から購入出来ます。6008はミラーレフレックスの為、暗さに強いです。明るいCマウントレンズを試してみたいと考えております。
Canon 310XL
(1975-83)
写真右はHosukeFilm夜間/室内キャメラである
Canon310XL
です。
Canon310XLを使うと、明るい室内ならコダクロームによる撮影が可能です。エクタクロームを使えば夜の祭り等も撮れます。レンズ上にある測光窓を塞いで絞りの解放も出来ます。
軽くて使いやすく安価な傑作機ですが、明るい昼間の発色はかなり悪いです。動作音も大きく安っぽいです。
2台持っていて、1台目はアメリカのカメラ屋から通販で買い、2台目はebayでジャンクを落札して電池ボックスのサビを落として使えるようにしました。これには撮影途中のコダクロームが入っていたので、終わりまで撮影して現像してみました。色褪せはしているものの、昔と今の映像が現れて驚きました。
Canon 310XL/514XL Silent Case
UrKfAt
製作のCanon 310XL/514XL兼用消音カバーです。厚めのフェルト生地とベルクロテープで作られております。ズームボタンの所には「W」「T」の刺繍がしてあり、カウンターが見えない以外は撮影操作に不便しません。(電源スイッチ操作は隙間に指を入れます。フィルム室を開ける時はベルクロを接がして開けます。)
肝心な消音性能ですが、素材のせいか高い音がやや減る程度です。次は密度の高い革等の材質で本格プリンプ仕様を考えております。
Braun Nizo S40
(1969-72)
ドイツの8mm撮影機メーカ Nizo(電気製品メーカ ブラウン傘下のニッツオ)社のキャメラです。Schneider(シュナイダー)製のF1.8 8-40mmレンズは解像感あるクリアな写りです。
スペックがシンプルな割には大きく重く、単三電池6本とHD型水銀電池を使います。作りは精密で動作音も小さく緻密な感じです。操作性は良好です。
HosukeFIlmキャメラマン
Urisaka
が最も好きな撮影機で、理由は「格好良いから」だそうです。
Beaulieu 4008 ZM2
(1971-77) with Angenieux F1.9 8-64mm
ボリューの代表的な8mmキャメラです。可動ミラー式の一眼レフなので、撮影時にファインダーが瞬きます。シャッター速度は1/65と比較的高速なので、動きがシャキッと撮れます。6008と違って低速シャッターが無いことを残念に感じます。
装着されている仏Angenieux(アンジェニー)社製のレンズは逆光には弱いながらも濃い発色による雰囲気描写は素晴らしいです。
宍映
にてオーバーホールと強力な充電池への改造をしてもらいました。
HosukeFIlmアシスタントが最も好きな撮影機で、使い慣れると妙に心地よいです。私は延長グリップを付けております。動作音はやや派手に聞こえます。
Leicina Super RT1
(1971-77)
ドイツのスチルカメラメーカLeitz社(現在のライカ社)のキャメラです。ライキナスーパーRT1はライキナスーパーの改良型で、自動露出の応答速度が良くなっています。
発売当時はBeaulieu4008と同様に軽自動車並の価格でしたが、ebayでスイスの未開封品に$600を入札したところ、落札出来てしまいました。ただ、長年箱に押し込まれていたので格好良いゴム製フードは変形してしまっていて使えませんでした。 動作の方は絞りの作動音が最初こそうるさかったものの、グリスが回ってからは順調に動いております。
写り(Angenieux F1.9 8-64mm)、作り、動作の信頼性、それぞれが高レベルの8mm撮影機です。ファインダーの見栄えは良く、フィルムが終わると自動停止する機構等も良いです。
ただ、HosukeFilmの見解としては、構えた時のフィーリングが悪く、Beaulieu 4008の予備機となっております。
Eumig Mini
(1970-72)
,Mini 3 Zoom Reflex
(1973)
Miniはebayで見て可愛かったので$10位で落札しました。露出計用のゼラチンフィルターが脱落していたので、分解して貼り直してあります。Mini 3 Zoom Reflexは撮影照明ランプのオマケでしたが、電池ボックス掃除のみで動きました。
どちらもF1.9 9-28mmレンズで、解像力こそ普通にあるものの、渋くてちょっと変な発色です。
ピント合わせが無いズームレンズで、無限遠は常にピントが大丈夫なのですが、近距離に関しては望遠側が使えません。
Rollei SL86
(1970-74)
ドイツのローライブランドが付いたHosukeFilm初代キャメラです。1998年に何も知らずに中古カメラ市にて6万円で購入しました。その後動作不良で3度保証修理に出しました。売った方も8mmキャメラを判っていなかったようです。修理の結果か元からかASA感度160感知爪が無くなっていて、コダクローム専用機になっております。
この機種を購入した理由は、HosukeFilmアシスタントがローライ社のスチルカメラを愛用していたことと、売られていたSuper8キャメラで買える価格だったのがこれだけだったからです。調べてみたらドイツBauer社のStarというキャメラのOEMでした。F1.8 12-30mmレンズは甘いながらも良い雰囲気で写ります。実家に保管して、帰省した時に使っています。
Bell&Howell
134
(1939-50's?)
HosukeFilmアシスタントが始めて買ったムービーキャメラでアメリカ製です。1995年頃に骨董市にて、デザインの素敵さに惹かれ、悩んだ(3万円!)挙げ句に買いました。本当はもっと安い物です。
いわゆる最初期の8mm撮影機で、1932年に登場した16mmフィルムを半分づつ往復で使う形式のフィルムを使用します。(スーパー8フィルムが出来てからは、ダブル8、レギュラー8と呼ばれています。)
スプリングモーターなので電池を必要としません。また作りの良さも今では考えられないレベルです。
同じ物の写真がこちらの
サイト
にあります。
今(2004年)なら製造中止になったコダクローム25フィルムの残り在庫品が「
cinechrome
」という名前で購入出来ます。HosukeFilmでは現在試写中です。
Fujica AX100 Close-Up Lens TV
(1974)
写真左の黒い物が、右に写っているフジカAX100に取り付けて、1mの距離を撮影できるようにする部品です。AX100は明るい事がウリの廉価なファミリー向けカメラで、ピント合わせが無い代わりに至近距離にピントが合わないという欠点があります。そこで、このクローズアップレンズアダプタを付ける事で、1m前後の距離にのみピントが合い、ファインダーも一応正しくフレーミング可能になります。未使用品を2000円で落札出来ました。AX100カメラ本体は秋葉原にて1000円で買いました。
この部品は説明書のイラストにあるとおり「テレビ画面撮影用」に発売されたものです。ビデオが無い時代は、テレビを8mmフィルムで撮っておきたいという需要もあったのでしょうね。因みにドキュメンタリー映画を作る際に、TVニュースを映像に入れる手法があります。
C Mount Camera lens swap
Cマウントの8mmキャメラでレンズ交換をして遊んでみました。キャメラマンは
成田屋古漫堂
の御主人。
・Beaulieu 4008ZM + EBC Fujinon MA-Z 7.5-75mm F1.8
ファインダーではとてもクリアに見えました。
無限遠は確認しておりません。
・Fujica ZC1000 + Angenieux 6-80mm F1.2(T1.4)
ジャンクのBeaulieu5008用と思われるレンズですが、前玉コーティングがかなり剥がれているせいか明るいとフレアを感じます。(研磨と再コーティングが安く可能ならしたいものです。)
なんとなく芸術映画が撮れそうな組み合わせです。
オリジナルのFujinonよりズーム倍率や明るさは上回るのに小形軽量です。
ZC1000にR25を入れて、逆光で絞りF8、無限遠方、焦点距離約12mmで比較試写をしました。
Fujinon_Angenieux1.jpg
です。上のコマがAngenieuxで下のコマがFujinonです。私の予想よりはAngenieuxのフレアが少なかったです。Angenieuxは窓枠に歪み(糸巻き収差)が見られます。
夕方の暗くなってきた景色をAngenieuxにて絞り解放、広角側で撮影したところ、良い雰囲気に写りました。
・蛍光灯下
angenieux_f_opne1.jpg
・商店街
angenieux_f_opne2.jpg
私は歪曲収差は気にしない方なので、暗さに強くて画画の広いAngenieuxレンズを常用したいと思います。
C Mount F1.0 TV Zoom lens
・監視TVカメラ用のF1.0 8-48mm ズームレンズをZC1000に装着しました。
当初、バックフォーカス調整に不慣れで広角側でピンボケになりましたが、再調整後ちゃんと合うようになりました。軽いのでハンドリングは良く、かなり暗い環境でもピント合わせが楽です。このF1.0ズームレンズ、2本持っているうち、1本はレンズ後端の突き出し量が多く、改造しないと無限遠を撮れません。
最近コダクロームばかりを使っているので、本格テストは未だです。
左写真は上からフジ純正広角マクロ、アンジェニー6-80mm F1.2、フジ純正ズーム。
Beaulieu6008にF1.0ズームは失敗。レンズ側のCマウント押さえプレートがカメラボディのマウント外側スクリューに干渉し、レンズがキチンとねじ込めないので、無限遠が出ません。加工を検討中。 (2009/09/14)
HosukeFilm 8mm Page